「ChatGPTを使ってプログラミングを学ぶ方法が知りたい。」
「Pythonを身につけてキャリアアップを図りたい。」
上記の疑問にお答えします。
Pythonは、直感的な構文と強力なライブラリを持ち、プログラミング初心者にも人気の言語です。
この記事では、世界で話題を集めるAIサービスの1つであるChatGPTを使って、Pythonプログラミングの基礎から実践までを学んでいきます。
具体的に次のことを解説します。
- PythonとChatGPTを組み合わせるメリット
- ChatGPTで学ぶPythonプログラミングの基礎
- ChatGPTで学ぶPythonプログラミングの実践
- プログラミングキャリアへの応用
- ChatGPTを活用する3つのコツ
「偉そうに語るおまえは誰やねん。」と思われるので、私のことも少し紹介させてください。
たいらーのプロフィール
- 文系四大出身。ソフトウェア開発の経験はなしですが、IT業界に身を置いています。
- 開発者やユーザーとのパイプ役など、業務にプログラミングスキルを活かす。
- Pythonは独学で習得。スクレイピングや作業の自動化などに勤しんでいます。
PythonとChatGPTは、プログラミング学習において強力なツールです。
この記事を通じて、Pythonの基本から実際にプロジェクトを完成させるまでのステップを学び、実践的なプログラミングスキルを身につけましょう。
1.PythonとChatGPTを組み合わせるメリット
PythonとChatGPTの組み合わせは、特にプログラミングを始めたばかりの方にとって多くのメリットがあります。
まず、それぞれについて簡単に説明します。
Pythonは、直感的で理解しやすい構文が特徴で、幅広いアプリケーション開発に利用できる汎用性の高いプログラミング言語です。
これにより、ウェブ開発、データ分析、人工知能など、多岐にわたる分野で活用されています。
Pythonについて、詳しく知りたい方は、『Pythonのメリットとデメリット【将来性についても解説】』をご覧ください。
ChatGPTは、最新のAI技術を駆使したツールであり、自然言語処理に優れています。
プログラミング学習では、特に次の点で優れいています。
- 学習中の疑問に即答・コード例示
- エラー指摘・修正の提案
ChatGPTは、プログラミングに関する幅広いトピックをカバーしているため、プログラミングの学習過程で発生する疑問に対して、即座に答えを提供したり、コードの例を示してくれます。
さらに、コードのエラーを指摘し、修正案を提案してくれるので、問題のコードの特定を容易にし、効率よく修正することができます。
PythonとChatGPTの組み合わせは、プログラミング学習の初期段階で直面する多くの課題を克服するのに役立ちます。
PythonのシンプルさとChatGPTのサポートにより、プログラミング初心者でもコーディングの基本概念を理解し、実践的な経験を積むことができます。
プログラミングスキルの向上はキャリア発展に直結し、特に情報技術の分野で需要が高まっています。
PythonとChatGPTの組み合わせは、プログラミング能力を効率的に向上させるだけでなく、将来のキャリアに役立つ技術的な知識と経験を提供します。
2.ChatGPTで学ぶPythonプログラミングの基礎
Pythonプログラミングの基礎学習では、変数定義、基本データ型(文字列、整数、浮動小数点数)、および制御構造(if文、forループ、whileループ)から始めることをおすすめします。
これらはプログラムの動作を理解し、制御するための基本的な要素です。
これらの後に、関数の定義と利用、基本的なクラスとオブジェクト指向プログラミングの概念を学ぶことで、より複雑なプログラムの構築へと進むことができます。
ChatGPTを活用することで、これらの概念やコーディング技術の学習を効率化できます。
例えば、ChatGPTに特定のプログラム構造の例を尋ねることで、即座に実践的なコードサンプルを得ることができます。
また、ChatGPTにコードレビューを依頼して、書いたコードに対するフィードバックを得ることも可能です。
これにより、エラーの修正やコーディングスタイルの改善に役立ちます。
さらに、特定の機能の使い方やアルゴリズムの実装方法について質問することで、その場で必要な知識を得ることが可能です。
このようにして、ChatGPTはPythonプログラミングの学習プロセスをサポートし、より高度なプログラミング技術への移行をスムーズにします。
3.ChatGPTで学ぶPythonプログラミングの実践
ChatGPTを使って小さなプロジェクトを始めることで、実際のコーディング経験を積み、プログラミングスキルを実践的に向上させることができます。
例えば、ウェブスクレイピングでは、Pythonでニュースサイトから最新記事のタイトルとリンクを収集するシステムを開発します。
まずBeautifulSoupとrequestsライブラリを使って、特定のウェブサイトからHTMLコンテンツを取得し解析します。
このプロセスでは、HTMLの構造を理解し、必要なデータが含まれるタグや属性を特定する方法を学びます。
次に、抽出したデータを整理し、Pythonのデータ構造に保存します。
プロジェクトを進める中で、正規表現を用いてテキストデータから特定の情報を抽出する技術や、データをCSVやJSONフォーマットで保存する方法についても学ぶことができます。
さらに、スクレイピングしたデータを分析または表示するためのシンプルなWebアプリケーションを作成することで、フルスタックのプログラミングスキルを身につけることが可能です。
このようなプロジェクトを通じて、Pythonのプログラミング能力はもちろん、データ収集と処理の実践的な知識が身につきます。
実際に次の記事は、ChatGPTのサポートを受けてプログラミングしています。
4.キャリアへの応用
PythonとChatGPTのスキルは、多岐にわたる業界でのキャリアに有利に働きます。
Pythonは前述のとおり、データ分析、ウェブ開発、科学計算、人工知能など、さまざまな分野で広く使われているので、Pythonスキルを持つことは、これらの分野で高い需要を持つことを意味します。
もちろん、これまでプログラミングの経験がなかったビジネスマンにとっても、PythonとChatGPTを学び、ビジネスに活かすことは可能です。
ChatGPTのようなAI技術を使いこなせることは、ビジネスプロセスの自動化、データ処理の効率化、顧客サービスの向上など、ビジネスにおける様々な問題解決に役立ちます。
よって、これらの技術を身につけることは、市場価値を高め、より良い雇用機会につながるだけでなく、キャリアの可能性を広げることにもなります。
5.ChatGPTを活用する3つのコツ
最後に、Pythonプログラミング学習において、ChatGPTを活用するコツを紹介します。
・具体的な指示をする
ChatGPTにふわっとした指示をすると、ふわっとした回答が返ってきます。
欲しい回答を得るには、次のような点に注意して聞きましょう。
- 目的
- 条件と要件
- 背景情報
・目的
プロンプトで達成したいことや目的をはっきりさせましょう。
何を解決したいのか、何を学びたいのかを明確にすることが重要です。
・条件と要件
タスクの詳細、制限条件、特定の要件など、具体的な情報を指示に含めてください。
プログラミングの場合は、使用する言語、特定のライブラリの利用有無など、指示に含めるようにしましょう。
・背景情報
文脈や前後関係などの情報を提供することで、より適切な回答を得られます。
関連する技術的な背景、問題が生じた状況、これまでに試した解決策など、状況を理解するのに役立つ情報があれば提供してください。
ChatGPTから情報を引き出すには、質問力が問われます。
とはいえ、プログラミング学習の初期段階で具体的な質問をすることは、難しいかもしれません。
その場合は、まず自分が考えていることを、抽象的な言葉でも言語化して聞いてみましょう。
抽象から質問を繰り返し、段階的に具体化することで、回答の精度もご自身の理解度も高くなります。
・ハルシネーションがあることを前提に考える
ハルシネーションとは、事実と異なる情報を生成することです。
ChatGPTなど生成AIは、もっともらしい嘘をつくことがあります。
生成してもらったコードを実行しても、エラーが出たり、期待どおりに動かない可能性があります。
対策としては、AIに生成してもらったコードは必ずテスト環境で動かすことです。
この検証の過程で、我々の理解力も上がり、コーディングスキルの向上が期待できます。
・機密情報は送信しない
コツというよりは注意事項に近いですが、開発中のコードや個人情報など、情報漏洩にあたる内容は送信しないようにしましょう。
AIは送信した情報を学習情報として利用する可能性があります。
情報の取り扱いには十分に気を付けて使用しましょう。
6.まとめ
この記事を読んでいただいたことで、PythonとChatGPTがビジネスにもたらすメリットを感じていただけたかと思います。
PythonとChatGPTは、プログラミング学習において強力なツールです。
新しい可能性を探求し、ビジネス上の課題を解決する手段として、あなたのキャリアにきっと役立ちます。
本サイトでは、ビジネスシーンでPythonを活用する方法について、さらに掘り下げた記事を提供しています。
知識を広げ、ビジネスにおけるPythonの活用にお役立てください。
ご清聴ありがとうございました。