「Udemyは怪しいって聞いたけど実際はどうなの?」
「Udemyや講座の口コミや評判が気になります。」
上記の疑問にお答えします。
Udemyを怪しい情報商材と混同しているかもしれませんが、その心配はご無用です。
私自身、数多くのUdemy講座を受講してきた経験から言えることですが、Udemyは全くもって信頼できる学習プラットフォームです。
近年、キャリアの変化や新しい技術の出現に伴い、生涯学習やリスキニングの重要性が高まっています。時間や場所を問わず学べるオンライン学習は、私たちの忙しい生活において理想的な学習方法です。
感情に流されてUdemyを利用しないことは、非常にもったいない選択と言えるでしょう。
特に次のような方におすすめです。
- 自分のペースで学習を進めたい方
- 仕事や家事に忙しくて隙間時間を利用して学びたい方
- 周辺に学習環境がない、移動が難しいなど地理的な制約がある方
この記事では、具体的に次のことを解説します。
- Udemyが怪しいといわれる原因(口コミ&評判の考察)
- Udemyを利用する前に知っておきたい3つのこと
- Udemyのメリット&デメリット
- おすすめのUdemy講座
「偉そうに語るおまえは誰やねん。」と思われるので、私のことも少し紹介させてください。
たいらーのプロフィール
- 文系四大出身。ソフトウェア開発の経験はなしですが、IT業界に身を置いています。
- 開発者やユーザーとのパイプ役など、業務にプログラミングスキルを活かす。
- Pythonは独学で習得。スクレイピングや作業の自動化などに勤しんでいます。
私は主にプログラミングスキル(Pythonなど)とビジネススキル(営業やプレゼンなど)にUdemyを活用しています。
特にプログラミングスキル習得で、現在も絶賛活用中です。
皆さんも、ぜひ正しい情報を手に入れ、Udemyをとおして新しい学びにチャレンジしてみてください。
1.Udemyが怪しいといわれる原因(口コミ&評判の考察)
なぜ、Udemyが怪しいといわれるのか。
まず、SNSやブログ、Udemyのレビューなど口コミ&評判をまとめてみました。
そのなかでもネガティブな意見を中心に、Udemyが怪しいといわれる原因を考察していきたいと思います。
・Udemyの口コミ&評判調査結果
Udemyの口コミや評判をまとめると、概ね次のようなものに集約されました。
否定的な口コミ&評判
- 日本語のコース、日本語訳に対応したコースが少ない
- セール時の割引率が大きくて怪しい。価格設定に疑問
- 学習に自主性が求められる
- アプリの使い勝手が悪い
肯定的な口コミ&評判
- ビジネスやプログラミングなど、幅広い分野を学べる
- コスパが良い(セールが前提)
- プログラミングやWeb制作に関する講座が充実している
- 人気のある講座、ない講座が一目で分かる
肯定的な口コミ&評判からは、幅広い分野をコスパ良く学べることが分かります。
では問題の否定的な口コミ&評判から、Udemyが怪しいといわれる原因見てみましょう。
主に原因は次の3つだと考えられます。
- 【原因①】セール時の割引率が大きくて怪しい。価格設定に疑問
- 【原因②】日本語のコース、日本語訳に対応したコースが少ない
- 【原因③】アプリの使い勝手が悪い
順番に見ていきましょう。
【原因①】セール時の割引率が大きくて怪しい。価格設定に疑問
Udemyは定期的にセールを実施していますが、最大で90%近く割引されている講座もあります。
私も「セールありきの価格設定じゃないの?」と思ったこともあり、Udemyに対して不信感を抱かせている一番の原因ではないかと、個人的には考えています。
ただ、この点について冷静に考えると、私たちに不利益はないんですよね。
購入する側からすれば、1円でも安く購入できるのは助かりますから。
「でも、それでは講師が損するのでは?」と思われるかもしれません。
これについては、Udemyのプロモーション(セール)に参加するかどうかは、講師側で決めることができる仕組みになっているので、値下げを無理強いされているわけではないようです。
価格競争がまったくないわけではないですが、それでも価格の決定権は講師側にあります。
講師側がプロモーションに参加するメリットは、Udemyが集客を行ってくれるので、講師側に新たなコストは発生しない点です。
言い換えれば、Udemyに集客をおまかせすれば、コンテンツ作成に投じた機材や時間以外に新たなコストをかけることなく、売り上げをつくることができるわけです。
セール自体も、Udemyは独自のアルゴリズムを使って戦略的に行っているので、ユーザー、講師、Udemyの3者が利益を享受できるようになっています。(Udemyが一番儲かる仕組みなのは当たり前ですが。)
なので、私たちからすれば、セールに対して過度な不信感を抱くよりも、セールを狙って講座を購入することが賢い選択だと思います。
【原因②】日本語のコース、日本語訳に対応したコースが少ない
次によく目にするのは、「日本語のコース、日本語訳に対応したコースが少ない」というものです。
これは、Udemyがアメリカ発のサービスであることが影響しています。
講座全体でみれば、英語で行われている講座がほとんどです。
「英語×日本語字幕対応」も、ほとんどお目にかかれません。
ここまで聞くと、「自分に合った、日本語で講義している講座は見つからないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
例えば開発カテゴリーに日本語の講座がどれだけあるかというと、1162個もの講座がありました。(2024年4月現在)
全体に占める割合で考えれば、少ないのは事実ですが、それでも1162個もあれば十分だと思いませんか?
私だったら、逆にどれを選べばいいか迷ってしまうくらいです。
また、次のようなカテゴリーでも、日本語による講座数は数百から千近くあります。
これだけあれば、自分が必要とする講座は見つからないのではと、悩む必要はありません。
きっと気に入った講座が見つかるはずです。
【原因③】アプリの使い勝手が悪い
Udemyには、スマートフォンのアプリを使ってコースを受講できます。
「アプリの使い勝手が悪い」はこのアプリの利用者の声ですね。
具体的には、「ユーザーインターフェースが独特」や「視聴が中断する」といった不満が多いようです。
私も通勤など移動時間でアプリをちょくちょく利用しています。
画面サイズを切り替えると、頭から再生する仕様(?)は何とかならないのかなと思いますが、こういった一つ一つの批評がマイナスイメージをつくっているのかもしれません。
アプリの不満や不具合に関しては、Udemyは放置しているわけではなく、コメントを返しつつ対応しているようなので、今後の改善が見込めます。
以上、考えられる原因を3つ挙げてみましたが、サービスに対する不満や不安はあるものの、Udemyがあくどい商売をしているわけではないことは感じていただけたのではないでしょうか。
2.Udemyを利用する前に知っておきたい3つのこと
Udemyが怪しいといわれる原因について考えてきましたが、それでも怪しいと感じたら、知っておいてほしいことが3つあります。
次の3つを知れば、Udemyを過度に警戒する必要はなくなるはずです。
- 学習期間に制限がない
- 購入後30日間の返金保証がある
- 講座情報が詳細に開示されている
それぞれ解説します。
・学習期間に制限がない
Udemyはコースの「学習期限なし」を掲げています。
参考:学習期限なし
Udemyのアカウントが有効で、講師がコースを削除しない限り、購入したコースは、いつどこでも、何回でも受講することが可能です。
ごく稀に講師がコースを削除することはあるようですが、Udemyの連絡窓口で対応してくれます。
私も数年、Udemyを利用していますが、これまで自分が購入したコースが削除されるといったことは、今のところ起きていません。
半永久的にコース受講できるので、安心です。
・購入後30日間の返金保証がある
講座内容に納得いかなかった場合、Udemyは30日以内であれば返金に応じてくれます。
仮に受講して失敗したと思ったら、30日以内に返金申請を行えば、購入金額の全額が返金されるのです。
返金申請前に、「コースの大部分を視聴している、またはダウンロードしている場合は返金に応じない。」などの条件はありますが、Udemyは受講生の利益を保護するためにこの制度を設けています。
Udemy側も、受講生や講師とのトラブルは避けたいのでしょう。
・講座情報が詳細に開示されている
受講生が高い満足度を得られるように、Udemyは講座情報を詳細に開示しています。
以下はUdemyが開示している講座情報の一部です。
これだけ詳細に掲載されているので、講座の良し悪しを判断できます。
例えば、「学習内容」、「要件」、「解説」からは、講座のレベルを想像することができるので、自分のレベルにあった講座か判断することができます。
また、文章からだけでは講義の雰囲気や講師の熟練度はつかみにくいですが、「コースのプレビュー」を視聴すれば、講義の雰囲気や講師の熟練度が分かります。
以上の3つから、Udemyが無理に講座を買わせようとか、悪意を持って利用者に近づいていいるわけでないことが分かります。
Udemyを必要以上にに怪しむ必要はありません。
3.Udemyのメリット&デメリット
Udemyへの誤解が解ければ、次にメリットとデメリットが気になるとこでしょう。
ここでは、それぞれ私の受講経験から分かったことをお伝えします。
メリット
- 質問できる
- 学習計画をサポートしてくれる機能がある
- 移動時間や隙間時間で勉強できる
- 本やWebサイトによる学習より分かりやすい
デメリット
- 超初心者向けの講座が少ない
- 質問や情報更新に対応していない講座もある
- 修了証明書は特に価値はない
・Udemyのメリット
Udemyの4つのメリットについて説明します。
・質問できる
Udemyでは、講義内容の不明点などを講師へ質問することができます。
他のオンライン学習サービスでは、質問できないことや、質問するにも特定の条件が必要な場合があります。
Udemyには、講座に関する質問を講師に投稿できる仕組みがあるので、学習でつまずいても解決しやすいです。
質問や過去の質問を閲覧できるため、分からないところで時間を無駄にすることが減り、効率よく学習を進めることができます。
・学習計画をサポートしてくれる機能がある
Udemyでは、継続的な学習を促すためのリマインダー機能が用意されています。
GoogleカレンダーやAppleカレンダー、Outlookと連携して通知を受け取ることができるので、学習の計画を立てるのに役立ちます。
学習計画を立てることで、前もって学習時間を確保できるので、学習が習慣化しやすいというメリットがあります。
・移動時間や隙間時間で勉強できる
Udemyでは、ブラウザ以外にスマートフォンアプリを使用して学習することができます。
そのため、場所や時間を選ばず学習することができます。
スマートフォンアプリの場合、講座を一時的にダウンロードすることができるので、通信状況を気にすることなく、動画を視聴することができるのも助かります。
社会人は、まとまった学習時間を取ることが難しいですが、Udemyなら通勤時間や休み時間を学習時間に充てることができるので、目標に向かって学習を積み上げることができます。
・本やWebサイトによる学習より分かりやすい
Udemyは動画教材です。
動画教材はのような映像によるインプットは、学習内容のイメージがつきやすく、理解もしやすくなります。
また、テキストベースの学習よりも動画学習のほうが、記憶の定着率が高いという研究もあるようです。
例えば、プログラミング学習の場合、プログラミングの動きがイメージし辛いですが、動画だと実際にコーディングしているところやプログラムの動作が確認できるため、理解度が格段とアップします。
実際に私も本やWebサイトでよく理解できなかったところを、動画で学んだことで理解できた経験がたくさんあります。
本やWebサイトで学習して挫折しそうな方は、一度、試してみる価値はあります。
・Udemyのデメリット
Udemyの3つのデメリットについて説明します。
・超初心者向けの講座が少ない
Udemyは、専門的な知識を身につけたい人向けの講座が多く、知識ゼロから始められる講座は少ない印象です。
プログラミングの話になりますが、例えばPythonなら基礎的な文法の理解を求められたり、開発環境の構築は自分でやっておくことが前提の講座は少なくありません。
もちろん、Udemyにも未経験者を対象とした優良な講座もあるので、そちらを受講する手もあります。
入門書を一冊読んでみるだけでも、実際に受講したときの理解度はだいぶ違うので、知識ゼロから始める場合は、まず基礎的な学習内容に時間を割きましょう。
・質問や情報更新に対応していない講座もある
Udemyは、受講者が質問を投稿できる仕組みがありますが、なかには答えてくれない講師もいます。
そのような講座は、講義の情報が当時のまま、更新されていないことも少なくありません。
理由は分かりませんが、Udemyの講師活動から離れているのは確かです。
質問ができることは、Udemyのメリットの一つですが、残念なことです。
講師の方が現在もUdemyに注力しているかは、講座のレビューや更新日時を確認するか、講師がTwitterなどSNSをやっていれば、その情報から活動状況を判断しましょう。
・修了証書に価値はない
Udemyでは、コースを修了すると修了証明書をもらうことができますが、これは一般的には就職やキャリアアップに役立つものとはいえません。
修了証書は、文字通り「あなたは、この講座の受講を修了しました。」というものであって、ラジオ体操のスタンプみたいなものです。
達成感を得るためのものなので、修了したときは、自分をめちゃくちゃ褒めてあげてください。
以上、Udemyのメリットとデメリットについて説明しました。
Udemyは、本やWebサイトで独学するよりも、質問など講師とコミュニケーションが取れる分、挫折するリスクを抑えつつ、学習を継続することができます。
コツコツと学習を積み上げる仕組みもあるので、まず自分の力で学びをスタートするには良いサービスだと思います。
もちろんデメリットもありますが、新しいことを学ぶという点では、マイナスになることはありません。
4.Udemyのおすすめ講座
Udemyには、どれを選べばよいか迷ってしまうほど数多くのコースがあります。
本サイトの『【スキルアップにおすすめ!】Udemyとは?講座の選び方&使い方を解説』でもUdemy講座の選び方を解説していますが、ここでUdemyのおすすめのコースを紹介します。
テーマ別にUdemyのおすすめ講座を紹介しますので、いいなぁと思ったら、まず講座のプレビューをチェックしてみてください。
テーマは次の2つです。
- Web制作
- Python学習
・Web制作のおすすめ講座
Web制作では、おすすめ講座を1つ紹介します。
WEBデザイナーになりたい人のための【WEBデザイン入門講座】
Webページ作成に必要なHTML/CSSの知識やデザインの基礎から、Adobe XD、Photoshopなどのデザインの現場で使うツールの使い方などが学べます。
講師のK.Nakamuraさんは、Webディレクターをされている方ですが、Webデザインの経験もお持ちです。
現在もWeb業界で働きながら、定期的に講座をアップデートしされているので講座内容も信用できます。
Webデザイナーになりたいけど、何から始めたらよいか分からないという方には内容、レベルともにちょうどよい講座です。
項目 | 内容 |
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コース概要 | Webデザイナーになるための基礎的な知識やスキルが学べる。 |
講師 | K.Nakamura(storeG) |
こんな人におすすめ | ・業界未経験でWebデザイナーを目指している方 ・Webデザイナーの仕事内容や必要なスキルについて知りたい方 |
おすすめの講座
WEBデザイナーになりたい人のための【WEBデザイン入門講座】
・Pythonのおすすめ講座
Pythonでは、おすすめ講座を2つ紹介します。
現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
講義時間は約29時間と、Udemyのなかではボリュームのあるコンテンツで、中身もPythonで開発するためのエッセンスが詰まっています。
また、綺麗で分かりやすいコードの書き方にも言及されているのも特徴ですね。
講師の酒井 潤さんは、アメリカで10年以上もソフトウェアエンジニアをされている方で、Udemy講師パートナーにも認定されているので、講義内容や情報の信頼性は高いです。
ただ、前提として開発環境を自分で構築できるスキルやプログラミングの入門レベルの知識は求められるので、プログラミング学習自体が初めての方は、事前に少し学習が必要です。
項目 | 内容 |
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コース概要 | Pythonの基礎から応用、コードスタイルが学べる。 |
講師 | 酒井 潤(Udemy講師パートナー) |
こんな人におすすめ | ・Pythonの基礎だけでなく、応用も幅広く学びたい方 ・他人が理解できる綺麗で分かりやすいコーディングをしたい方 |
独学で身につけるPython〜基礎編〜【業務効率化・自動化で残業を無くそう!】
プログラミング未経験者を対象としているため、挫折しないようプログラミングの基礎や環境構築方法についても解説されています。
業務効率化については、よく使われるExcelとブラウザ操作の自動化など、受講者自身が転用しやすいような題材が選ばれています。
講師の安井さんは、独学でプログラミングスキルを習得されており、その経験があってか初心者目線で分かりやすい講義をされています。
質問やレビューにも真摯に対応されているのも印象的です。
プログラミングを始めてみようかなという方には、最適のコンテンツだと思います。
項目 | 内容 |
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コース概要 | Pythonの基礎知識からExcelやブラウザ操作の自動化などが学べる。 |
講師 | 安井 亮平 |
こんな人におすすめ | ・プログラミング未経験者でPythonに興味がある方 ・Pythonを習得してビジネス活用したい方 |
5.まとめ
以上、Udemyが怪しいといわれる原因と、信用できる理由について解説しました。
SNSやブログ、Udemyのレビューのなかには、当然ネガティブな意見はありますが、Udemyの下記の取り組みを見れば、信頼に足るプラットフォームであることはお分かりいただけたかと思います。
- 学習期間に制限がない
- 購入後30日間の返金保証がある
- 講座情報が詳細に開示されている
必要以上に不安にならず、これを機にUdemyの利用を検討してみてください。
また、Udemyについて詳しく知りたい方は次の『【スキルアップにおすすめ!】Udemyとは?講座の選び方&使い方を解説』が参考になります。
合わせてご覧ください。
ご清聴ありがとうございました。