
「Python学習で質問や相談できる相手が欲しい。」

「志が同じ仲間を作りたい、交流したい。」

「テクノロジーに対する知見を深めて、人派を広げたい。」
上記の疑問にお答えします。
独学でPythonを学習していると、どうしても孤独になりがちです。
そこで、質問や切磋琢磨できる学習環境を手にする方法として、Python勉強会&もくもく会の見つけ方&活用方法について解説します。
具体的には、次のことを解説します。
- 勉強会ともくもく会の違い
- 勉強会ともくもく会の見つけ方と活用方法
- 勉強会&もくもく会の参加の注意点
「偉そうに語るおまえは誰やねん。」と思われるので、私のことも少し紹介させてください。
この記事を書いている私は、プログラミング歴は約6年で、一応IT業界に身を置いています。
本職での開発経験はありませんが、今でもPythonやWeb系のプログラミングを勉強しつつ、プログラミングスキルを活かして仕事の効率化を図ったり、ゲームをつくったりしています。
勉強会やもくもく会が見つかる、おすすめサイトも紹介しているので、この記事を読んだ後は、実際にPython勉強会&もくもく会を探してみてください。
一緒に勉強できる仲間を見つけ、独学の孤独感から解放されましょう。
1. 勉強会ともくもく会の違い
厳密にいうと、勉強会ともくもく会は違うものです。
参加後にミスマッチを起こさないためにも、ここでは、その違いや特徴を解説します。
・勉強会とは
勉強会とは、特定のテーマについて学ぶことを目的とした集まりです。
ここでの「学ぶ」とは、それぞれが個々別々に勉強するのではなく、議論や発表することで意見交換し、共通のテーマに対するノウハウや知見を吸収することを指しています。
目的意識が高く、勉強会の概要には、開催の目的が掲載されていることが多いです。
なので、準備して参加される方も少なくありません。
勉強会は、よくセミナーと混同しがちですが、セミナーは「教える者」と「教わる者」が、講師と生徒のようにはっきりした関係性ですが、勉強会は発表者と聴く人のように、あまり上下はなく並列的な関係性です。
勉強会は、終盤に懇親会を設けることも多く、交流を深めることができます。
・もくもく会とは
もくもく会とは、集中して勉強することを目的とした集まりです。
開催しているコミュニティーによりますが、基本的には共有するテーマはありません。
それぞれが勉強する課題を持ち込んで、個人で進めます。議論や発表はありません。
この点が、勉強会と大きく異なる部分です。
他人と一緒に勉強するという緊張感で、集中力を高めています。
予備校の自習室やコワーキングスペースみたいな雰囲気ですね。
もくもく会は、次のような構成で開催されることが多く、勉強や作業が終われば、学習の進捗を発表して、解散するケースも少なくありません。
そのため、勉強会に比べ、人間関係は薄いつながりになります。
構成
- 自己紹介
- 勉強&作業
- 成果発表
- 解散 or 懇親会
作業中の質問や相談は、たいていOKとされていますが、気になる人は、主催者側に事前に確認することをおすすめします。
また、質問するときは配慮が必要です。
質問される側は、講師ではなく参加者なので、時間を奪いすぎないなど常識に即した行動をしましょう。
勉強会ともくもく会の特徴をまとめると、次のようになります。
勉強会
- 目的は、特定のテーマについて議論し、ノウハウや知見を吸収すること
- 目的意識が高く、自主性が求められることも
- 懇親会など、交流する場を設けていることが多い
もくもく会
- 目的は、集中して勉強すること
- 共通のテーマはなく、個人がそれぞれの勉強を進める
- 勉強会に比べ、人間関係は薄いつながりになりがち
2. 勉強会ともくもく会の見つけ方と活用方法
勉強会ともくもく会の特徴が分かったので、見つけ方と活用方法を解説します。
勉強会ともくもく会を見つけることができる最適なサービスを2つ紹介し、それぞれの見つけ方を解説します。
- TECH PLAY
- connpass
・TECH PLAY
TECH PLAYは、IT系のイベントや勉強会などの情報を集約・掲載しているサイトです。
キーワードやTECH PLAYが用意したタグを使って、興味ある情報を検索することができます。
会員登録すれば、メールやマイページで新着情報が確認できるので、興味ある勉強会の見逃しを防ぐことができます。
勉強会ともくもく会の見つけ方は次のとおりです。
1.次のURLにアクセスし、会員登録する。

2.イベントを選択する。
3.「イベントを絞り込む」でキーワードやタグを設定し、検索します。
もくもく会はタグ登録されているので、タグ一覧から検索できます。
補足:マイページの活用
マイページのお気に入りタグに興味のあるジャンルを登録しておけば、「お気に入りタグ関連」の「イベント」に、関連するイベントが表示されるようになります。
タグの登録数が多いと見つけにくくなるので、絞って登録するのがよいでしょう。
例えば、「もくもく会」を登録しておくと、マイページで確認できるようになります。
・connpass
connpassは、エンジニア向けのIT勉強会支援プラットフォームです。
TwitterやFacebookと連携が可能で、友人や知人の参加状況や、新着情報を通知してくれる機能があります。
iPhone専用のアプリも提供しており、リマインダーとしても使えます。
勉強会ともくもく会の見つけ方は次のとおりです。
1.次のURLにアクセスし、会員登録する。
※会員登録の方法は、公式ページを参照してください。



2.「イベント検索」に自由入力、またはカテゴリ一覧から検索する
もくもく会は、カテゴリ登録されているので、カテゴリ一覧からでも検索できます。
・勉強会ともくもく会の活用方法
紹介したTECH PLAYやconnpassを使って、一度、実際に探してみてください。(会員登録しなくても、検索はできます。)
いろいろな学習テーマのイベントがあることがお分かり頂けると思います。
開催内容に目を向けると、参加者のスキルやレベルをドレスコードにして、開催されているイベントもあります。
これは、初心者であることに引け目を感じている人に向けての配慮や、参加メンバーのレベルを合わせることで、参加者のイベントに対しての満足度をいたずらに下げないようにするための工夫です。
なので、一人で勉強するのがつらい、質問や相談がしたいという初心者の方は、遠慮なく、初心者向けの勉強会&もくもく会に参加しましょう。
一方で、特定の分野にチャレンジしたい、専門分野の理解を深めたい方は、初心者向け以外の勉強会を活用したほうが良いです。
勉強会のレベルが高すぎないか、不安に思われることもあると思いますが、自分と周りのレベルの違いを知ることは、独学する上でいい刺激になります。
興味があるテーマは、どんどん参加しましょう。
3. 勉強会&もくもく会の参加の注意点
ここでは、実際に参加する際に注意したほうがいいことについて述べます。
注意点は次の3つです。
- コミュニティーや主催者情報は確認する
- 費用は妥当か
- 新参物が歓迎されているか
・コミュニティーや主催者情報は確認する
どのようなコミュニティーや人が主催しているのか、サイトに掲載されている情報は確認するようにしましょう。
参加した後から嫌な気持にならないように、情報収集は大切です。
少なくとも次のことは確認しましょう。
- 理念や運営方針が自分と合うのか
- 参加人数はどのくらいか、稼働人数はどのくらいか
- 活動状況
- 主催は企業かどうか
参加者と自分のスキルに開きがありすぎると、場違い感が半端ないです。
文字だけで想像するのは難しいですが、コミュニティーの雰囲気が合う/合わないがあるので、「理念や運営方針が自分と合うのか。」はチェックしましょう。
また、活動が活発なのか停滞しているのかを判断するために、「参加人数はどのくらいか、稼働人数はどのくらいか。」と「活動状況」は調べましょう。
紹介したTECH PLAYとconnpassであれば、コミュニティーやイベントの参加人数が公表されています。
イベント数が極端に少ない、最近開催されていない場合は、停滞気味です。
イベントの参加人数が少ない状態が続いているのも、注意が必要です。
「主催が企業かどうか。」も調べておきましょう。
特に無料のイベントだと、十中八九でイベント後半に宣伝が行われます。
宣伝すること自体は悪いことではないですが、強引なセールスに巻き込まれないためにも、主催企業の評判はチェックしておいたほうが良いです。
・費用は妥当か
勉強会やもくもく会の参加費が妥当か検討しましょう。
最近は参加費を無料にしているところが多いですが、オフラインの勉強会などの場合は、会場費や教材費が、参加費に反映されていることがあります。
特に高額なものは「なんでそんなに取られるのか。」を意識してください。
稀に、主催者の教材を売るためだけの勉強会があるので、似たようなテーマで比較するなど、相場を確認するようにしましょう。
・新参物が歓迎されているか
募集しているので、新規のメンバーは歓迎されているものと思いきや、入ってみたら違うということもあります。
古参メンバーが強いコミュニティーは、ムラ社会的なところが多く、人間関係で後々面倒です。(独断と偏見ですが、経験則でもあります。)
コミュニティーやイベント情報に「初心者歓迎」や「初めての方へのフォローアップあり」などの記載があると、新参者を受け入れる体制があると考えていいと思います。
参加してみないと分からない部分ではありますが、後々、後悔しないようにチェックしておきましょう。
4.まとめ
以上、Python勉強会・もくもく会の見つけ方と活用方法でした。
一緒に勉強する仲間や質問できる環境が欲しい人は、紹介したTECH PLAYやconnpassを使って、勉強会やもくもく会に参加してみてください。
当サイトでも、できるだけ独学の不安や悩みを解決できるように、私の独学経験をもと『Pythonの独学ロードマップ【独学方法の経験談有り】』を作成しました。
私個人も引き続き、独学をしつつモノ作りをしています。
是非、参考にしてみなさんも独学を進めてください。

ご清聴ありがとうございました。